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真の国際化をめざして・・・世界における日本の競馬

世界における日本の競馬・・・JRAが世界一のわけとは

世界の競馬の仕組み

競馬は、現在世界各国で事業として行われています。元来、各国の馬文化の中で競走としてさまざまな形で行われていたものですがイギリスで18世紀ごろに近代競馬の基礎となるシステムが確立されて以来イギリス式の主にサラブレッドによるトラック競走とそれに付随する賭けの仕組みが世界各国に普及しました。

競馬のシステム

現在の競馬は、「競走システム」と「賭けシステム」を基礎として、「馬産」「メディア」などの周辺産業がそれに付随します。

各国の「競走システム」は、サラブレッド血統が共通化されている以外はそれぞれの独自システム(競走条件、免許、賞金など)で運営されています。また、「賭けシステム」を運営する母体は各国により異なります。

古くはイギリスの「ジョッキークラブ」が「競走システム」を管轄し、「賭けシステム」はブックメーカーと呼ばれる複数の私的な事業体が受け持っていたように必ずしも「競走システム」を管轄する主催者が「賭けシステム」を独占している訳ではありませんでした。

また米国は州単位で法律が異なり、「競走システム」は競馬場毎に運営されていますが、「賭けシステム」はOTBと呼ばれる日本で言うところの場外馬券売場が各所にあり、1990年代から国内の競馬場だけでなく、香港やオーストラリアの競馬の勝馬投票券も発売し、レースのビデオ実況も行っています。

「賭けシステム」の配当分配方式ではイギリス式のブックメーカー方式がイギリス、アイルランド、オーストラリアなどで盛んですが、大部分の国は集中管理で大規模化が可能なパリミューチュエル方式(トータリゼータ方式)を採用しています。

 勝馬投票売上げ統計

競馬の規模を判断する基準としては、「競馬場の数」、「競走馬生産数」、「勝馬投票売上げ」などがありますが、最もわかりやすいのが「勝馬投票売上げ」でしょう。

国別の勝馬投票売上げを比較すると以下のようになります。
2017年(単位:億ユーロ)

  1. 日本 245 (JRA地方競馬の合計)
  2. オーストラリア 177 (ブックメーカー+トータリゼータ)
  3. 香港 132
  4. イギリス 130 (ブックメーカー+トータリゼータ)
  5. フランス 91
  6. 米国 91
  7. 韓国 52
  8. アイルランド 51 (ブックメーカー+トータリゼータ)

意外なことがいくつかありますが、それは後述するとして、日本のダントツは間違いないところで、地方競馬を除いたJRA単体としても香港の1.5倍ほどであり、「世界最大の競馬運営団体」といって間違いはないでしょう。
(イギリス、アイルランドでは大部分が、オーストラリアでは約46%がブックメーカーの売上げ、その他の国は、トータリゼータのみの数字)

出典:本統計は、国際競馬統轄機関連盟(IFHA)が、その加盟国の競馬統轄団体から収集した年次統計調査に基づいています。

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